東大に合格できるなら早慶には簡単に受かるのか


東大の入試に合格できるなら早慶を受験したら簡単に合格できるだろう、というような話を時々聞きます。

確かに、模試の偏差値で言えば、東京大学の合格は、早稲田大学や慶応義塾大学に合格するよりも高い設定がされていることが多いです。ただし単純な偏差値でいうと、あまり差は無いというようにも見えます。

例えば旺文社が提供している「大学受験パスナビ」では、河合塾の模試の偏差値データを元に、
東大の法学部:偏差値70.0(センター試験得点率87%~93%)
早稲田大学の法学部・政治経済学部:偏差値67.5
慶応義塾大学の法学部:偏差値70.0

というようになっていて、早稲田大学よりも慶応義塾大学の偏差値が高く、慶応大学と東大の偏差値は同じくらい、ということになっています。
URL:https://passnavi.evidus.com/

では、ここからAさんが東大に受かるとすると、慶應に受かる可能性は東大と同じくらいで、それよりも偏差値の低い早稲田に合格する可能性はかなり高い、と単純に言っても良いものでしょうか。

私はそんなに単純な話でもないと思っています。

それぞれの大学の問題の出題傾向には特徴があり、高得点を取るにはその問題の傾向に対策を立て、しっかりと対応をしている必要があるからです。

例えば、細かいレベルの知識を問うような問題と、基本的な知識を元にしっかりと考えて回答することを求められる論述式の問題では対策も異なりますし、人によって得意・不得意もあるでしょう。

受験の合格・不合格は偏差値で決まるのではなく、単純にその学校の入試問題で何点を取れるのか、そこで合格最低点を超えることができるのか、という点で決まるわけですから、画一的な偏差値は目安程度にしかならず、その人の合格可能性を正しく評価した合格判定にはならないのです。

各大学の試験に合格するためにはその出題傾向にあった対策を立てる必要があります。

ですから、しっかりと東大受験の対策をして、そこに特化している人がタイプの違う慶應や早稲田の試験を受けた場合、その試験の傾向の違いから不合格になってしまうということも全く不思議ではなくありえるのです。

もちろん東大に合格するためにはかなりの勉強が必要な場合が多いですし、その際に早稲田や慶應に合格する可能性は決して低くはないでしょう。ただし、必ずしも東大に受かる人が早稲田や慶應に受かる、や、共通の模試で高い偏差値を取って、合格判定が良かった人が実際に入試に合格するか、というとそれはまた違った話になってしまいます。

もしの偏差値等に一喜一憂するのではなく、しっかりと問題対策を行うことを心がけましょう。


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投稿者: ga_ro_ri

がろりです。 サイトにお越しいただきありがとうございます。読んでいただいて嬉しいです。 公立中学から、都立高校を経て独学で東大文一に現役合格。 みなさんと生まれたばかりの娘のよりよい人生のために有効な勉強法を広めたいと思っています。

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