漢文の成績を効果的に大きく伸ばす勉強法


漢文、特に受験における漢文というのは少し特殊な科目だと思います。

一定以上のレベルの大学を受験する場合は国語の入試問題として一定の比率を占めるものですが、(古文もそうではありますが)英語や数学、地歴、理科系科目と比較すると点数配分が低いこともあって影が薄くなりがちです。

多くの方が受験する科目ではありますがいざ、「受験勉強」をするぞ、という際に漢文のことを考える人はあまり多くないと思います。

一方で、入試科目である以上必ず勉強はしなくてはいけません、また、漢字ばかりが出てくる漢文は苦手意識を持っている人も少なくないのではないでしょうか。

ここでは、漢文の成績を上げるための勉強法のポイントについて書いていきたいと思います。

※おすすめ参考書については、Amazonレビューが良いものと悪いものに割れていました。これについては、皆さんの参考になるように、下部に追記をしていますので、よかったらご参照ください。

実は漢文は高得点の狙い目

とかく学習の優先度が後ろに回されがちの漢文ですが、実は少ない勉強で高得点が狙いやすい、非常にお得な受験科目だと考えています。

勉強効率の良い科目・悪い科目」でも記載しましたが、漢文は「回答に必要な知識の量」が少なく、かつ、一定の知識を身に着けていれば「得点を安定的にし易い」科目であるといいます。

そこまで多くの時間を掛けなくても得点が伸びる科目ですので、得点配分比率は低いとはいえ、最終的には合格最低点付近の数点の勝負になることが多い大学受験ですから、漢文をしっかりと勉強して、そこでの得点力を高めておき、ここで安定的に高得点を取れる等になれば受験に安心感がうまれてくるでしょう。

漢文をうまく活用できれば受験がぐっと有利になります

漢文が受験科目に含まれている受験生の方は、ぜひ漢文に効率的に時間を割いて、そこを強い得点源にしてしまうことをお勧めします。

(これは東大や京大、早慶上智等の難関大学を目指す方でも同じ、というよりもむしろそういう人たちにとってこそ大事なポイントかもしれません)

漢文は肝を覚えれば得点できる

実は漢文の試験の中で出題される内容、問われる知識はそこまで多岐にわたるわけではありません、例えば英語というと多くの文法や単語を身につけたうえで、難度の高い文章を読まなくてはいけませんし、世界史であれば長きに渡る歴史の中から、幅の広い知識を、しかも歴史の流れを押さえて身につけておかなくてはしっかりした回答はできません。

ところが、漢文の場合は、出題される文法知識はそこまで多くありません

また、文章が出てくることも少なくありませんが、その場合も全ての部分を読んで理解できなくても回答に必要な箇所だけわかればいいわけです。

そのためには覚えなくてはいけない構文や単語、知識はあまり多くありません。

そして、そのあまり多くない構文や単語、知識を覚えておけば、確実に高得点が狙えるのが漢文という科目の特徴なのです。

実は文系の大学受験の中で、漢文は結構大事だと思っています、得点源になりうるからです。

では、どのようにしたらこれらの知識を効率的に身につけられるでしょうか。

肝を覚えるために適切なイチオシ!参考書

これは、かなりシンプルな話なのですが、非常にお薦めの参考書があり、それを使って学習すれば解決する、というものです。
(著者の方の回し者みたいな言い方になり、すいません)

冗談のようですが、本当の話です。

その書籍は、田中雄二先生の漢文「早覚え速答法」という参考書です。

非常にわかりやすく、頭に入ってきやすい参考書で、私の大学受験お薦め参考書のベスト3には確実に入ってくる一冊です。

ある意味、漢文の勉強がほぼこれ一冊で済んだ、ということで考えれば、参考書の書籍代や、学習時間の投資対効果はこれが最大だったかもしれません。

それくらい自信をもっておすすめできる書籍です。

この参考書では、10個の構文と約90の重要語句が紹介されています、全部でたったの100個です。

英語であればターゲット「1900」とあって、しかも単語を覚えただけではまだまだ勉強はこれから、という状況、というのと比較するとたったの100の知識で済むなんて素晴らしい話です。

この参考書を使って勉強をしても、恐らく受験の漢文の全てが読んでわかるようになるわけではありません、ただし、ほとんど全ての問題については回答できるようになります。(もちろん正答できます)

即効性もありますので、受験が迫っている時からでも通用します

私も高校生時代に、なんとなく書店で見ていて出会ったこの書籍ですが、あまりにも有効だと思ったので、クラスの友だちに勧めまくりました、そして全員から感謝されました、それ以来漢文の受験をされる方に対しては自信を持っておすすめできる一冊です

もちろん、実践は必要ですので(そもそも勉強とは問題を解くことです、とは繰り返し記載させていただいている内容です)、過去問を使うと良いでしょう。ただし知識としてはこれをベースに個別の解説で出てきたものを増せば十分だと思います。

 

私自身も漢文は「効率的」に学習しました

受験時代の漢文の学習といえば、あまり真面目には出ていなかった高校の漢文の講義と(3年生の時は今考えると申し訳ないことではありますが、単位が取れるギリギリの出席回数を計算して、それにぴったりになるように適度にサボっていました・・・)この参考書を使った勉強、そして過去問を解いた程度です。

それでも、センター試験はもちろん東大の2次試験でも十分に通用しました。

かけた勉強時間に対して成績の伸び幅や獲得した得点については非常に良いものだったと思っています。

得点配分が低く、少ない勉強で高得点が取れる漢文だからこそ、逆にそれ以上時間をかけてしまうと今度は途端に効率が悪くなってしまいます。このあたり、バランスが非常に重要です。(特に国公立志望で受験科目数が多い場合はなおさらです)

お薦めの参考書籍を使いつつ、有効に受験勉強を制してください。

早覚え速答法のAmazonレビューについて

久しぶりに今回紹介するために書籍を見たところ一つ星のレビューがいくつか付いていることに驚きました。

もちろん、人それぞれ感じ方があると思いますし、この本が完璧だとは思いませんが、ちょっと気になるので私もそれについてコメントしておきます。

恐らく評価が低い方は、内容をきちんと理解しきっていないか、そもそも漢文の問題の解き方がわかっていないのだと思います。(そこまで身につけさせるのが参考書だろうというツッコミもありだとは思いますが)

このレビューに引きずられて、この素晴らしい参考書が読まれなくなると勿体無いので。

例えば「センター漢文は2000年前後から難易度が高くなり、この本に書いてある内容では通用しなくなっています。」というような記載がありますが、別に2000年以降でも通用すると思います。そもそも私がこの書籍を使ってセンター試験を解いたのは2003年ですが十分すぎるほど通用しました(ほぼ満点ですし、内容自体もこの書籍ベースで回答できるレベルだったと思います)

もちろん、これを読んだだけで他に問題演習もせずに本番に突っ込んだらあまり点は取れないとは思いますが、それはこの本が悪いのではなく、その人の勉強法が悪いだけです。

「内容がスカスカすぎる」というのもきちんとこの本で学習していない人のレビューだと思います。そもそも漢文は多くの知識を覚えなくても回答できる科目で、その最低限を効率的に押さえているところがこの本のポイントであり、魅力なのです。

内容が重厚な本がほしいなら、そういう本を買って、「なんでも書いてある」と満足すればいいですが、それでは非常に非効率です。

なんでも書いてあればいいなら、例えば世界史は山川の詳説世界史研究を読めばいいですし、英語ならごつい文法書を一冊おいておけばいいでしょう。

でもそれをすべて学習するのは非常に非効率です(誤解のないように書いておくと山川の本は非常に良いと思いますし、私も活用しました。

そもそも受験勉強とはポイントを押さえてできるだけ効率にやるべきことなのです、もちろん100の知識が必要なのに10だけで十分と書いてあったり、その内容が使えるものでなければ別ですが、大事な所をシンプルにまとめた、というのはむしろ好ましいことだと思います。

※あまりパワーアップしてないので、元版を持っている人は買う必要なし、というのはそのとおりだと思います。前の書籍で十分ですので、お金を掛けたくなければ旧版の中古版を購入することをお勧めします(Amazonのマケプレで1円で売ってます)
下にリンクも貼っておきます。


=====
最後までお読みいただきありがとうございます。
もし内容が役に立った、気に入ったという場合にはTwitterやFacebookのアカウントをお持ちの方でいいねかシェアを頂けると嬉しいです。
また何か気になることが有りましたらお気軽にコメント下さい。
皆さんの役に立つかどうかドキドキしながら書いているので何か反応があると嬉しいです。
※更新情報はTwitterで流していますので、こちらもフォロー頂けると有難いです。


投稿者: ga_ro_ri

がろりです。 サイトにお越しいただきありがとうございます。読んでいただいて嬉しいです。 公立中学から、都立高校を経て独学で東大文一に現役合格。 みなさんと生まれたばかりの娘のよりよい人生のために有効な勉強法を広めたいと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です