総合旅行業務取扱管理者合格のための試験対策 「国内旅行実務」の勉強法

紙飛行機

総合旅行業務取扱管理者の試験に合格するための勉強法。今回は国内旅行実務の学習法について書いていきます。

もちろん個人差はありますが、この科目が多くの人にとって合格のための最難関の科目になると思います。しっかりとした対策をして、戦略的に合格できるようにしましょう。

前提試験構成と配点の確認

まず、国内旅行実務の試験の前提を確認しましょう。

【国内旅行実務(総合旅行業務取扱管理者試験)の基礎情報】
・試験時間:海外旅行実務と合わせて120分
・試験問題数:約32問
・配点:100点
・合格点:60点

上記のように、比較的問題数が多い試験です。
そしてその内訳として
第一問に出てくる観光地理問題20問×2点の40点が大きな比率を占めています
以前も書いたようにここがどれ位得点できるかによって(つまり観光地理問題がどれ位得意かによって)国内旅行実務の試験の難度は大きく変わってきます。

それ以外には、航空に関する問題とJRに関する問題が出題されます。
航空が15点、JRが45点というのが基本でしょうか。

整理すると

【国内旅行実務の試験点数配分】
・観光問題:40点
・航空問題:15点
・JR等の問題 :45点
ということになります。この中から60点を獲得することが今回の試験対策問題の目的です。

それではいくつかポイントを記載していきましょう。

大方針:観光よりも短い時間で確実に得点が伸びる勉強を先にする

この大方針が国内旅行部分では非常に重要です。ポイントは短い時間で確実に仕上がる部分を確実に仕上げる、ということです。

つまり航空問題や電車交通に関する問題を先に勉強することになります。

この時に狙う得点構成は航空とJRでほぼ60点近い点を狙い、観光は半分取れれば十分、それより少なくても大丈夫、なレベルに仕上げておく、という形になります。

この後書いていきますが、観光問題に関しては出題される範囲がかなり幅広になるので、勉強をしてもなかなか点が伸びていきません。それよりも出題内容がほぼ固定化されている部分を得点源にしたほうが確実ですし、ずっと効率的と言えます。

観光名所の問題は最後にする

上にあるように観光の地理等の問題については最後にするのが得策です。

過去の問題集を解いてみればわかりますが、他の部分については似たような問題が繰り返し出題されているのに対し、この分野については過去の問題ができるようになったからといって、本番の問題ができるようになるかというとなかなかそうでもありません。まだ過去には出てきてなかった問題が出題されることが多いのです。

そして47都道府県の観光名所や物産などを抑えていくことは非常に時間のかかる勉強です。この分野が好きで好きでたまらないという人はここからとりかかってもいいと思いますが(また実際に実務につく際にはやはりしっておかないとまずいですが)試験の合格ということだけを考えた場合には観光問題についてはあとに回した方がいいでしょう。

また、ひたすら暗記系の問題であるため、あまり早い時期に学習をしてもどんどん記憶から抜けていってしまいます。試験が近づいてから一気に頭にいれるほうが効果的と言えます。

運賃や払い戻し計算、時刻表を完璧に

観光問題とは対照的に、比較的短い時間で確実に得点に結びつきやすいのが運賃や払い戻しの問題、また時刻表の問題です。これらの問題は、例えば計算が苦手な人だと一見とりつきづらそうに見えてしまうかもしれませんが、やっていることは非常にシンプルです。

・出題パターンが決まっている(しぼった対策で得点できる)
・配点比率が高い
・一度基本を押さえれば確実に得点できる

というのがこれらの問題の特徴です。

この領域については、総合旅行業務取扱管理者の学習法の概論部分でも書きましたが、一度参考書で内容を理解したら、あとは問題集を繰り返し解いて、出題されている問題が解けるようにしておけば大丈夫です。

細かな差分はあるものの、毎年出題されるケースはほぼ決まっています

運賃計算や払い戻し、時刻表などは、しっかりと理解すれば、確実に得点ができますので、慣れるまでは大変かもしれませんが「なぜそうなるのか?」を意識しながら、構造を理解できるようにしてください。

このあたりについては、解き方について、他の人に説明できるレベルを意識するといいと思います。そこまでくれば、どんな問題が出てきても確実に得点できるようになっているはずです。

なんとなく、で解くのではなく確実に内容を理解して解けば怖いもの知らずです。そしてこのあたりを完璧にできれば観光以外のパートで45点~50点くらいは取れるようになってきます。

観光問題は苦手でも完全に0点ということは無いでしょうから、ぐっと合格が手元に近づくといえるでしょう。

新しい施設や制度に注意

新しい施設や制度が出てきた際にはそれがよく出題される傾向にあります。北海道新幹線の開通、九州新幹線の開通、それに伴う新しい設備等の登場。(グランクラス等)はかなり出題率が高いです。

ですから、新しいトピックがある際には必ずその内容を押さえておくことが重要です。逆に言えば、かなり出題される可能性の高い部分が特定できているわけですから、そこに対してしっかりと対策を行えば、得点が伸びやすくなっています。チャンスでもあるのでしっかりと対策をしましょう。

注意点としては当然新しい分野なので、過去の問題には出てきていません。また古いテキストや問題集を使っているとその部分についてはまだ記載がありませんのでテキストや問題集は最新のものにしておいたほうがいいでしょう。

仮に前年受けたテキストがあっても新しい物を買い直した方が無難です。

ただ、お金が勿体無いという方は、ウェブなどで新しい設備についての情報収集をする、ということでも良いとは思います。ただ、問題への対応という意味では新しいテキストを買っておくほうが無難です。

過去問題の対策を中心にしていると新しい分野への対応は少し遅れがちになってしまうのでその点だけは注意してください。

温泉どうする?問題

細かい話なのですが、観光問題の中に必ず温泉問題が出てきます。観光問題の一部なので小さいのですが、確実に出てくるポイントです。それ以外の試験の出来によってここの対策をするかどうかがわかれてきます。

前提として各都道府県の温泉を覚えるのはけっこう大変です。有名所は良いですし、温泉好きの人であればそれもそれでいいのですが、個人的には勉強をしていて一番アタマに入ってこない部分でした(実際に旅行で行けばとても楽しい記憶とともに覚えられるのでしょうが)。

もし他の所が苦手で得点が不安なら温泉は覚えるべきです、覚える数は決まっているし、得点も稼げるからです。

ただし、掛けた時間に対して得点が伸びる割合は上に書いてある運賃計算等に比べるとかなり低いです。投資効率の悪い分野といえますので、個人的にはこの温泉以外の部分を強化することをお勧めします。最後の手段にしたほうが良いのではないか、というのが個人的な見解です。

私は温泉は諦めて、他の学習だけを行いました。結果的に合格できましたので、温泉をわかっていなくても合格できる、という事例はある、ということを覚えておいて頂けると良いと思います。

もちろん、学習したい人はやっても良いですし、私の知り合いはむしろ温泉を完璧にしてそこで手堅く点を稼ぎ合格していました。

観光問題はやりだすときりがなく、なかなか点数も伸びづらいので、まずはそれ以外を確実にする、という所を意識しながら勉強を進めていくと良いのではないでしょうか。

おすすめのテキスト・参考書・問題集

以前も記載しましたが、ユーキャンのものがよくまとまっていて良いと思います。
私もこれで合格しましたし、周りにもそういう人が多いです。

2016年版 U-CANの国内・総合旅行業務取扱管理者 速習レッスン 【北海道新幹線開業に伴うダイヤ改正に対応! 】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)
ユーキャン旅行業務取扱管理者試験研究会

2016年版 U-CANの総合旅行業務取扱管理者 過去問題集 【詳細解説つき】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)
ユーキャン旅行業務取扱管理者試験研究会

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サイトでまとめている総合旅行業務取扱管理者関連の記事を以下にまとめています。
必要状況に応じてご参照ください。
学習をされる方には「概論」はぜひ読んでいただきたいです。あとは必要状況に応じて各科目の対策・勉強法やおすすめ参考書をご参照ください。

記事名必読度合概要
総合旅行業務取扱管理者合格に向けた勉強法(概論編)★★★★★勉強法の全体像です。まずはここから読んで頂けると良い勉強ができるはずです
総合旅行業務取扱管理者 初見の際の試験対策メモ★★★☆☆初めて解いた際の試験メモです。試験対策の仕方のご参考にはなるのではないでしょうか。
加えて私も初期は全くできなかったことがよくわかって頂けるかと。
僕はなぜ総合旅行業務取扱管理者になったのか(賞金100万円プロジェクト)★★☆☆☆資格をとるようになった経緯です。試験勉強には直接は関係ありません。
業法・約款の勉強法・対策★★★★☆業法・約款の勉強法・対策です。勉強法でお悩みの方、より良い学習法を知りたい方はぜひ。
国内旅行実務の勉強法・対策★★★★☆国内旅行実務の学習法です。あとは上記と同様です。
海外旅行実務の勉強法・対策★★★★☆海外旅行実務の学習法です。あとは上記と同様です。
総合旅行業務取扱管理者の試験勉強用アプリを見つけました!が・・・★☆☆☆☆たまたま見つけたもののあまりお薦めではありませんでした。
総合旅行業務取扱管理者試験、お薦めのテキスト・参考書・問題集★★★★☆おすすめの参考書です。ただし、他記事でも紹介しているので、そちらを読んで頂ければ大丈夫です。
総合旅行業務取扱管理者試験の難易度★★★☆☆試験の難易度や合格の目安時間等をご紹介しています
総合旅行業務取扱管理者試験は独学で合格できるか★★★☆☆独学でも受かるかどうかの考察です。独学に興味がある方は。


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投稿者: ga_ro_ri

がろりです。 サイトにお越しいただきありがとうございます。読んでいただいて嬉しいです。 公立中学から、都立高校を経て独学で東大文一に現役合格。 みなさんと生まれたばかりの娘のよりよい人生のために有効な勉強法を広めたいと思っています。

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